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多様性の国!インドの働き方とは?

2010年以降、経済成長率は5%~10%、昇給率も毎年9%を超える高成長国インド。2019年3月にそのインドを訪ね、インド企業の経営幹部と多くの時間をご一緒する機会を得ましたので、今回は一般的なインド企業及びインド人の働き方を紹介します。

まず勤務時間は週48時間、10:00~18:00が就業時間です。ただし15分程度遅れて出社する人も多いのが実態です。

11:00と16:00には、会社からチャイ(ミルクティー)が提供され一休み。ランチタイムは、13:00~13:45ですが、外のレストランでカレーを食べて14:00頃会社に戻る人が多いです。18:00が終業時間ですが、17:30頃から帰り支度を始めます。基本的に残業はしません。

インドは、公用語だけで15もある多様性に富んだ国ですので、地域や外資系か国内企業かによっても働く環境は異なりますが、上記のような、個々の自主性にゆだねられた? ゆったりした時間が流れるのが特徴でしょうか。

宗教的な背景もあり、会社帰りに飲み屋に行くのではなく、自宅で家族と、テレビを見ながらラム酒やウイスキーを飲む人が多いようです。

職場カルチャーという点では、カースト制の影響もあると思いますが、上司・部下間の規律を重んじるのはインド企業の特徴です。上司は部下に対して威圧的ですし、部下も上司に対して、あからさまに下手に接します。

外資系企業には閉鎖的と言われるインドですが、成長度合いは新興国の中でも群を抜いており、これからも目が離せない注目国。今後、何度も訪れたい魅惑の国です!

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この記事を書いた人

ヒサエダコンサルティング
久枝良彰
監査法人トーマツのマネジメントコンサルティング部、およびグループ会社のトーマツコンサルティング株式会社で、組織・人事コンサルティングのプロジェクトマネージャーとして在籍。平成17年9月に、有限会社ヒサエダコンサルティングを立ち上げ、代表取締役に就任。これまで、多数の企業・公的機関・医療機関に対して、組織・人事制度のコンサルティング支援を経験している。また、学校法人産業能率大学の契約講師として、全国の企業・地方自治体の管理職研修・人事評価者研修を多数実施している。平成21年度より、中小企業基盤整備機構・中小企業大学校の契約講師も務める。九州大学大学院(MBA)修了、「組織論」を中心に研究。
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