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外国人材が選んだグローバルリーダーカードとは!?

社員50名、うち半分弱は外国人材を雇用する企業で、グローバルリーダーカードを用いて、行動規範づくりのワークショップを行いました。

行動規範とは、企業理念(ビジョン、ミッション)に基づき、「どのような社員像を求めるか?」「社員にどのように行動することを期待するか?」などに対する考え方を、社員が意識すべき規範として、言葉にしたものです。

今回の行動規範づくりでは、出身国や年齢、性別の異なる社員を1チーム4~5名とし、3チームに分けて、企業理念(ビジョン、ミッション)も参照しながら、グローバルカードを一枚ずつめくり、当社社員に必要な行動や能力、マインドかどうかを抽出します。

この際、グローバルリーダーカードは48枚ありますが、最終的に行動規範として落とし込むことを踏まえ、10枚に絞り込んで頂きました。

こちらの企業は、研究開発型のプロフェッショナル集団で、かつ多国籍の外国人材が集まったベンチャー企業です。

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3チームで最も抽出されたカードは、次の7つになりました。

①専門性、②ロジカルシンキング、③創造力、④リスクマネジメント、⑤ライフバランス、⑥メンバーへのフェアネス、⑦対話

ワークショップは、当方がファシリテーションを行い、3チームを別々の時間で実施しました。

外国人材が選ぶカードに特徴が見られるか、という視点で見ていましたが、今回は、男性と日本人は②ロジカルシンキング、④リスクマネジメントのスキル及び思考系を抽出し、女性と外国人は⑤ライフバランス、⑥メンバーへのフェアネス、⑦対話といった行動や関係構築系を選ぶ傾向にありました。

①専門性と③創造力は、性別や人種に関係なく選んでいました。

現在、ワークショップで抽出されたカード、及びワークショップの際に出たその他のキーワードをもとに、事務局様と一緒に行動規範として日本語と英語の両方で最終化を進めています。

こちらの企業様らしい、社員の日常活動における心構えや行動のあり方を示した内容になりそうで、私自身も楽しんで作成させて頂いています♪

 

 

 

この記事を書いた人

ヒサエダコンサルティング
久枝良彰
監査法人トーマツのマネジメントコンサルティング部、およびグループ会社のトーマツコンサルティング株式会社で、組織・人事コンサルティングのプロジェクトマネージャーとして在籍。平成17年9月に、有限会社ヒサエダコンサルティングを立ち上げ、代表取締役に就任。これまで、多数の企業・公的機関・医療機関に対して、組織・人事制度のコンサルティング支援を経験している。また、学校法人産業能率大学の契約講師として、全国の企業・地方自治体の管理職研修・人事評価者研修を多数実施している。平成21年度より、中小企業基盤整備機構・中小企業大学校の契約講師も務める。九州大学大学院(MBA)修了、「組織論」を中心に研究。
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