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新卒入社社員、いまは手厚いケアが不可欠!
新型コロナの影響により、2020年及び2021年春に新卒入社した社員の方々は、懇親会やレクリエーションの機会がなく、在宅勤務や時差出勤が長期化していることにより、同期入社同士のつながりも薄く、会社への帰属意識や職務へのコミットメントも低いようです。
会社への帰属意識が高い社員が必ずしも良い社員ではありませんが、少なくとも職務に対する責任感やプロ意識は養ってもらう必要があります。
またコロナの影響に関わらず、近年の新卒社員の特徴は、真面目で大人しく、自身が分からないことや困っていること等をなかなか周囲に発言しないという特徴もあります。
こういった状況を放置しておけば、職務上の知識・スキルの向上が図れなかったり、メンタル不全や退職につながる可能性も出てきます。
では、どのように対処するべきでしょうか。
やはり大事なことは、本人と社員間での接触の機会を増やすことが不可欠です。OJT制度、メンター制度、上司部下の面談、オンラインでの研修やレクリエーション活動等です。そこでは、上司や先輩が一方的に話すのではなく、本人の考えを聞きながらコミュニケーションを取ることが重要です。
ここ数年の新卒入社社員については、例えば、以前は入社後6ヶ月間のメンター制度であったならば、1年間に延長し、メンターも複数の先輩社員を付ける等、例年より手厚くするべきでしょう。コロナ前とは、全く異なる状況ですので、こういった施策は、新卒入社社員を甘やかしているということにはなりません。
そのような施策を継続する中で、新卒入社社員が自分の状況や考えを発言したり、自分から質問してくるようになれば、それは良い兆候です。それが社員の自律へとつながっていきます。
皆さんの会社の新卒入社社員は、うまく定着されているでしょうか。