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クレド研修 ~行動原則の落とし込み~
社員にあるべき行動原則として、行動規範やクレドを設けられる会社が増えています。
昨今のコンプライアンス、CSRの高まりも背景にはあるでしょう。
ただし、これら行動規範やクレドを設けても、壁に掲げているだけでは意味がなく、いかに全社員へ浸透させるかが重要です。
例えば、社員の皆さんに、「カードにして携帯していただく」、「朝礼時に唱和していただく」、など浸透のための手法も様々です。
「研修」で、行動規範やクレドを落とし込む手法もあります。
手順としては、次のようなものです。
STEP1 個人ワーク: 各人毎に項目について具体的行動事例を洗い出す
STEP2 発表・ディスカッション: 具体的行動事例を発表し、意見交換する
STEP3 とりまとめ: 当社における行動規範・クレドの具体的行動事例集または着眼点として取りまとめる
ねらいとしては、行動規範やクレド項目について、参加者が、自分の仕事における経験から具体的行動事例を洗い出し、共有することで、“腹に落ちた”言葉にすることです。
具体的行動事例とは、こんなとき、こんな考えで、こう行動したというエピソード、常に心がけているフレーズ、以前の上司から言われた言葉、自身の成功体験や失敗体験など、様々です。
具体的行動事例をもとに、ディスカッションしていただくプロセスは、価値観の共有に加えて、問題意識の共有、信頼関係の構築にもつながります。
最終的に、具体的行動事例を整理することで、ワークショップの参加者だけで完結するのではなく、組織全員への浸透へつなげます。
この研修は、一回で終えるのではなく、繰り返し様々な部署や世代で実施することで、継続的な落とし込みを行うことができます。
少々、手間はかかりますが、知識伝達一辺倒の研修よりも、有意義な研修になると思います。
皆さんの会社では、会社の考え方がしっかりと社員へ落とし込まれているでしょうか。
また、落とし込みのために、どんな取組みをされているでしょうか。