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自治体の目標設定ミーティング

2009/06/25

2日間、ある自治体で合計20名の課長と個別ミーティングを行ってきました。

その内容は、課員から提出された複数の目標管理シートを課長と一緒に添削し、今後の期初面談をどのように進めるかを共有するためです。

具体的には、下記のようなポイントを確認します。

  1. 何を、どれだけ
    • 部署目標と連動しているか。
    • 部署目標と連動しているか。
    • 職場や自身の問題点、課題を踏まえたものになっているか。
    • 他力本願の目標(主体者として自分が入っていない目標)となっていないか。
    • Before & After(現状・過去と達成後)が、記述されているか。
  2. どのように
    • 達成の道筋となる施策は、具体的に記述されているか。
    • 施策は、時系列に記述されているか。
    • 目標と施策に、論理性があるか。施策を1つ1つ進めていくことで、目標は達成されるか。
    • 抽象表現になっていないか。
  3. いつまでに
    • 施策毎に、取り組みから達成までの時期が記述されているか。
  4. 難易度
    • 目標レベルは、チャレンジ性があり、役職や等級に相応しいか。

この個別ミーティングを行うことで、通常の集合研修では共有できない、個別の課の状況を踏まえた指導を行うことができます。
私自身も、その自治体特有の状況、例えば「過疎地域の学校の統廃合」「イノシシの捕獲」「地域組合との調整」などを知ることで、一律的な制度運用の問題を認識し、その自治体に対して、突っ込んだご支援ができるようになります。

このミーティングスタイルの研修方法は、大変時間がかかりますが、お客様と弊社の双方にとっても、学びの多いミーティングです。

この記事を書いた人

ヒサエダコンサルティング
久枝良彰
監査法人トーマツのマネジメントコンサルティング部、およびグループ会社のトーマツコンサルティング株式会社で、組織・人事コンサルティングのプロジェクトマネージャーとして在籍。平成17年9月に、有限会社ヒサエダコンサルティングを立ち上げ、代表取締役に就任。これまで、多数の企業・公的機関・医療機関に対して、組織・人事制度のコンサルティング支援を経験している。また、学校法人産業能率大学の契約講師として、全国の企業・地方自治体の管理職研修・人事評価者研修を多数実施している。平成21年度より、中小企業基盤整備機構・中小企業大学校の契約講師も務める。九州大学大学院(MBA)修了、「組織論」を中心に研究。
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