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大変なプロジェクト

「これまで大変だったプロジェクトはどんなことでしょうか?」
先日、訪問先で質問を受けました。

う~ん、新米コンサルタントの頃にお客様の女性管理職に私が作成した資料を投げられた時。交通関係の会社で、翌朝の7時まで労使交渉を行い、あと一歩のところでストライキに突入せずに済んだ時。トップ2人のどちらがトップか、という話し合いに朝まで立ち会った時。両親である社長・専務と、息子の常務との家族ケンカで、プロジェクトが一時中断した時。人事制度構築プロジェクト中に、担当やメンバーが次々に降格や異動、退職があった時など。

考えてみれば、山ほどあります。(バックで、ちょうどスガシカオの曲"Progress"が流れてきて、うるっとくるくらいです。)

断言できることは、どのプロジェクトでも困難な場面は必ずあるということです。
プロジェクトのモチベーションは期間の中でも、社内の環境変化などもあり、上下します。また特に組織や給与などの詳細に話が進むとコンフリクト(衝突)が起こります。

逆に、コンフリクトがなく紳士的に終了すると、十分な落とし込みがなされていないため、お互いが納得したものは生まれず、導入後にトラブルを起こすことになります。
プロジェクトの進行役として私の方からあえて、コンフリクトを起こす場合もあります。

確かに社内でうまく進むのなら、最初からコンサルタントに依頼されていない可能性も高いわけで、これも当方の使命だろう、と考えて困難とうまく付き合うようにしています。

この記事を書いた人

ヒサエダコンサルティング
久枝良彰
監査法人トーマツのマネジメントコンサルティング部、およびグループ会社のトーマツコンサルティング株式会社で、組織・人事コンサルティングのプロジェクトマネージャーとして在籍。平成17年9月に、有限会社ヒサエダコンサルティングを立ち上げ、代表取締役に就任。これまで、多数の企業・公的機関・医療機関に対して、組織・人事制度のコンサルティング支援を経験している。また、学校法人産業能率大学の契約講師として、全国の企業・地方自治体の管理職研修・人事評価者研修を多数実施している。平成21年度より、中小企業基盤整備機構・中小企業大学校の契約講師も務める。九州大学大学院(MBA)修了、「組織論」を中心に研究。
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