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どうして組織・人事コンサルタントへ依頼されるのか

お客様はどうして自組織の給与や昇進の制度などについて、コンサルタントに依頼されるのでしょうか。

各社、様々な理由があるわけですが、10数年、組織・人事コンサルタントとして活動している私は、大きく「専門性」と「客観性」の2つに分けることができると考えています。

専門性は、ご想像のとおり、様々な組織へ日々訪問しているコンサルタントの知識や経験に対して、依頼されます。
ただ、依頼の半分のウェイト、またはコンサルティングプロセスが進むにあたって、客観性に対するウェイトが高くなります。これは、他分野のコンサルタントと比べても、組織・人事コンサルタントは特にそうだと思います。最終的な個別の役職や給与は、会社及び経営トップが決定することになりますが、導入後の公正な運用を踏まえると、制度内容や制度構築のプロセスは、社外の専門家から、客観性を持ってアドバイスしてもらったということが、大切になるのです。
経営陣と従業員といっても何十年の付き合い、ということもままあり、開かれた組織や透明な人事制度だと組織内に周知していくためには、コンサルタントの客観性が非常に重要なのです。

かく云う私は、お客様へのご支援中、経営陣と人事担当者以外の特定の人とは一線を置くように心がけています。そういう心がけもコンサルタントにとっては大切であると考えています。

この記事を書いた人

ヒサエダコンサルティング
久枝良彰
監査法人トーマツのマネジメントコンサルティング部、およびグループ会社のトーマツコンサルティング株式会社で、組織・人事コンサルティングのプロジェクトマネージャーとして在籍。平成17年9月に、有限会社ヒサエダコンサルティングを立ち上げ、代表取締役に就任。これまで、多数の企業・公的機関・医療機関に対して、組織・人事制度のコンサルティング支援を経験している。また、学校法人産業能率大学の契約講師として、全国の企業・地方自治体の管理職研修・人事評価者研修を多数実施している。平成21年度より、中小企業基盤整備機構・中小企業大学校の契約講師も務める。九州大学大学院(MBA)修了、「組織論」を中心に研究。
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