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どうして組織・人事コンサルタントへ依頼されるのか
2009/03/23
お客様はどうして自組織の給与や昇進の制度などについて、コンサルタントに依頼されるのでしょうか。
各社、様々な理由があるわけですが、10数年、組織・人事コンサルタントとして活動している私は、大きく「専門性」と「客観性」の2つに分けることができると考えています。
専門性は、ご想像のとおり、様々な組織へ日々訪問しているコンサルタントの知識や経験に対して、依頼されます。
ただ、依頼の半分のウェイト、またはコンサルティングプロセスが進むにあたって、客観性に対するウェイトが高くなります。これは、他分野のコンサルタントと比べても、組織・人事コンサルタントは特にそうだと思います。最終的な個別の役職や給与は、会社及び経営トップが決定することになりますが、導入後の公正な運用を踏まえると、制度内容や制度構築のプロセスは、社外の専門家から、客観性を持ってアドバイスしてもらったということが、大切になるのです。
経営陣と従業員といっても何十年の付き合い、ということもままあり、開かれた組織や透明な人事制度だと組織内に周知していくためには、コンサルタントの客観性が非常に重要なのです。
かく云う私は、お客様へのご支援中、経営陣と人事担当者以外の特定の人とは一線を置くように心がけています。そういう心がけもコンサルタントにとっては大切であると考えています。