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難しい研修依頼

ある私立大学から評価者研修の依頼を受け、打ち合わせに行ってきました。
その大学では事務職員を対象に既に15年ほど評価を実施しているとのこと。
数年毎に評価者研修も実施しているが、先日、事務職員に評価制度に対するアンケートを取ったところ、被評価者だけでなく、評価者の理解も進んでいないとのこと。
よくよく聞いていると、評価シートしかなく、マニュアルが存在しないことが分りました。どんな目的で、誰がいつ、どんな方法で、どんな点に気をつけて実施するのか、等を記載したものがないのです。
数年毎に外部に依頼している研修も基本的には任せっきりだったことが分りました。
15年前から評価項目も変わっていないそうです。外部環境だけでなく内部環境も大きく変わっているのに、求める人材に変化がないということです。
正直、驚きましたが、今年度は研修で予算を取っているので、研修をやって下さいとのこと。
統一ルールがないのに研修できるのでしょうか。難題を抱え込んだようです。。。さあ、どうしましょう。

この記事を書いた人

ヒサエダコンサルティング
久枝良彰
監査法人トーマツのマネジメントコンサルティング部、およびグループ会社のトーマツコンサルティング株式会社で、組織・人事コンサルティングのプロジェクトマネージャーとして在籍。平成17年9月に、有限会社ヒサエダコンサルティングを立ち上げ、代表取締役に就任。これまで、多数の企業・公的機関・医療機関に対して、組織・人事制度のコンサルティング支援を経験している。また、学校法人産業能率大学の契約講師として、全国の企業・地方自治体の管理職研修・人事評価者研修を多数実施している。平成21年度より、中小企業基盤整備機構・中小企業大学校の契約講師も務める。九州大学大学院(MBA)修了、「組織論」を中心に研究。
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