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人事評価が上手くいっていない理由
2010/02/08
今回は、評価制度が上手くいっていない理由を整理してみます。
その理由は、大まかに3つあると考えています。
1つ目は、評価制度や評価基準に起因するものです。例えば、自社のニーズに沿っていない、制度の整合性に欠ける、ツール類の不備などがあります。この場合は、大なり小なり制度の見直しを行うことが必要でしょう。
2つ目は、評価者に起因するものです。例えば、制度の目的や意義が浸透されていない。自社の評価基準、手順、運用ルールが理解されていない、評価のバラツキが見られる、部下からの信頼性が低いなどがあるでしょう。この場合、評価者研修や制度説明会、評価者間のすり合わせ、その他マネジメント力向上の取組みが求められます。
3つ目は、被評価者に起因するものです。例えば、制度の目的や意義が浸透されていない、仕事に対する主体性が見られない、などです。この場合、人事担当部署の努力も必要ですが、特に後者について上司は、本人に目標を持っていただくべく、面談を通して本人の動機づけを開発していくことが必要でしょう。
実際には、理由は1つとは限りませんので、これらの取組みを組み合わせて行っていくことが必要です。