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自治体の人事評価制度の試行結果を受けて
2009/03/01
平成20年度に初めて人事評価制度を試行導入されたM市において、試行結果について、アンケートを通じて、評価者からのコメントがあがってきました。
最も多かった声は、「評価基準がわかりづらい」という内容でした。評価者の評価が付け易く、評価者間のバラツキを防ぐ手段としては、下記のようなハード面・ソフト面をトータルに進めていく必要があります。
1.各職位に求められる能力や役割が明示されている。(ハード面)
2.各職位に求められる能力や役割が、全組織に共有されている。(ソフト面)
3.面談等を通して、上司と部下が、部下の職位を踏まえた上で、
当該組織において求められる能力や役割が具体化ささ、共有されている。(ソフト面)
4.能力評価項目の定義、着眼点や行動例、評点判断基準が具体的に明示されている。(ハード面)
5.評価者が、評価すり合わせや研修などを通して、上記1~4が共有されている。(ソフト面)
そう考えると、1回の試行だけで”わかる”ものではなく、一定の時間はかかるものです。
20年度の課題を踏まえ、21年度にハードとソフトの両面の対策を、組織を評価者(管理者)を巻き込みながら実施していく必要があります。