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香港人の高効率性とは
2017/06/20
先日、ビジネス環境に関する世界競争力ランキングが発表され、1位が香港、2位がスイス、3位がシンガポール。18位に中国、そして日本は26位となりました。1位の香港は、特に「ビジネスの効率性」が高く評価されたようです。
ビジネスの効率性では香港のコンパクト性、開かれた貿易や低税率等が要因だと考えられますが、私は香港ビジネスパーソンの仕事ぶりや行動の効率性の高さを思い浮かべてしまいます。
香港人が、サービス残業をしないのは当たり前、基本的には予め決められた範囲の仕事しか実施しません。そして特にビジネスパーソンの駅などを歩くスピードは東京以上で、おまけにエスカレーターのスピードもお年寄りは乗り遅れる程の超高速です。またマナーの是非はともかく、地下鉄の中では、スマートフォン片手に大声でビジネスの交渉事。さらに、エレベーターでは、次の人が乗ろうと走ってくると、たいていは急いで”閉”のボタンを押す始末です。
日本人の私から見ると、人のことはあまり気にせず、超高速マイペースで、超効率的に仕事をしているといった様子です。
現在、日本では働き方改革の旗印のもと、時間外労働の抑制、ホワイトカラーの生産性向上等が叫ばれていますが、香港人までとは言わないものの、周囲を気にしすぎて時間外勤務をしたり、余計なメールの応酬、終わりの分からない会議など、非効率な仕事の仕方や行動慣習を見直す機会ではないでしょうか。