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部下を伸ばす面談手法とは?
2018/10/23
一昨年より、地方自治体でも人事評価が導入されていますが、導入効果として最もポジティブな面が、上司と部下間の面談にあるようです。上司にしっかりと時間を取ってもらい話ができたことが満足につながっています。
近年は、仕事について相談できる人がまわりにいるかどうかが、ストレスを左右するとも言われています。
面談では、例えば以下のやり取りのように、上司が積極的に部下の話を聞きながら、一緒に解決策を検討していくことが肝要です。
上司 「なぜ、客先への資料提出が遅くなったの?」
部下 「それが、各種業務が立て込んでいて。」
上司 「そうだろうね。どんな状況だったか聞かせてくれないか?」
部下 (状況を説明する)
上司 「なるほど。やむを得ない事情もあったようだね。そのプロセスで何とかできたこともあるだろうか?」
部下 「そうですね。○○については、チームメンバーに任せることもできたかと・・・。」
このように上司は、質問をしながら面談を進めます。これにより、部下は自分の行動を振り返り、考える必要がありますので、自然と考える部下を育てることにつながります。ただし、注意が必要な事として、”詰問”になり、部下を責め立てたり、返事を迫って問い立てないようにしましょう。
上司が良い問いかけをしたら、部下は考える必要がありますので、上司としては相手の考える間を与えることも必要です。人手不足の中、今いる人材を伸ばすための面談が改めて注目されています。