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給与テーブルの検討

システム会社の給与制度を検討してきました。
焦点は、給与テーブルの等級間を階差型とするか、現行どおり重複型とするか、です。
階差型だと、昇格するとはっきりと給与が上がり、能力要件との整合性もあります。
重複型だと下の等級に自分よりも高い給与をもらっている人が出てくるので、能力要件との整合性や上がる人の動機づけが図りにくくなります。
しかしながら、これまで年功で給与が上がってきた組織の場合はある程度の重複を持たせないと、等級が低くて給与が高い人の給与を下げたり、若くて仕事はできる人の給与を上げたりと、大きな変更を迫られます。
結果として、重複はするものの、その額はできるだけ少なくなるようにシミュレーションをしていくことになりました。
どれが正解というのはないですが、経営からも従業員からも一定の納得いただける案を作っていきます。

この記事を書いた人

ヒサエダコンサルティング
久枝良彰
監査法人トーマツのマネジメントコンサルティング部、およびグループ会社のトーマツコンサルティング株式会社で、組織・人事コンサルティングのプロジェクトマネージャーとして在籍。平成17年9月に、有限会社ヒサエダコンサルティングを立ち上げ、代表取締役に就任。これまで、多数の企業・公的機関・医療機関に対して、組織・人事制度のコンサルティング支援を経験している。また、学校法人産業能率大学の契約講師として、全国の企業・地方自治体の管理職研修・人事評価者研修を多数実施している。平成21年度より、中小企業基盤整備機構・中小企業大学校の契約講師も務める。九州大学大学院(MBA)修了、「組織論」を中心に研究。
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