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新年度の教育研修をお得に進める方法

2010/03/31

いよいよ新年度ですが、年間の教育研修計画は立てられているでしょうか。

最近は、強制的な教育研修ではなく、自己推薦型や選抜型の教育が多くなっています。

やはり教育投資効果を考えると、受講したくない社員よりも、受講したい社員に受けてもらった方が望ましいでしょう。

ところで教育研修には、中小企業を対象として、いくつかの助成金があります。

その代表的な助成金に「キャリア形成促進助成金」があります。これは、雇用保険の適用事業者を対象とした雇用・能力開発機構の助成金です。

キャリア形成促進助成金は、いくつかの種類に分けられますが、弊社のお客様では「専門的な訓練」を適用されるケースが多いです。

内容は、「10時間以上のOFF-JT訓練を実施」すると、「①訓練の経費の1/2に相当する額」が支給されます。経費とは講師料やテキスト料、施設料等です。ただし、1コース当たりの訓練時間に応じた限度額は300時間未満の場合、5万円/1人です。

さらに「②訓練の実施時間に応じて支払った賃金の1/2に相当する額」が支給されます。

残念ながら平成22年4月からは、①と②の両方とも1/3に減額される予定ですが、それでもこの助成金は、かなりお得です。

教育研修を検討されており、まだ「キャリア形成促進助成金」を適用されていない企業様は、ぜひ年間の教育計画を立てて、一定の投資で一定以上の効果を得ていただきたいものです。

この記事を書いた人

ヒサエダコンサルティング
久枝良彰
監査法人トーマツのマネジメントコンサルティング部、およびグループ会社のトーマツコンサルティング株式会社で、組織・人事コンサルティングのプロジェクトマネージャーとして在籍。平成17年9月に、有限会社ヒサエダコンサルティングを立ち上げ、代表取締役に就任。これまで、多数の企業・公的機関・医療機関に対して、組織・人事制度のコンサルティング支援を経験している。また、学校法人産業能率大学の契約講師として、全国の企業・地方自治体の管理職研修・人事評価者研修を多数実施している。平成21年度より、中小企業基盤整備機構・中小企業大学校の契約講師も務める。九州大学大学院(MBA)修了、「組織論」を中心に研究。
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