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希薄になってきた会社と個人の関係 ⁉

働き方改革による時間外上限規制が進み、多くの企業では1分でも早く帰宅するすることが推奨されています。また副業解禁やテレワークなど、多様な働き方や効率的・効果的な働き方へと見直しが進んでいます。そして人手不足が追い風となり、現状よりも高い処遇を求めて転職する方も増えています。

最近、企業研修担当者より頂く悩みが、「会社と個人の関係が浅くなってきた」「会社に対してのロイヤルティや愛着が薄らいだ」など。働き方改革に全ての原因がある訳ではなく、モーレツ社員がいた時代とは、働く意識や仕事への価値観が大きく変化しているということも言えます。

そのような中、企業理念や会社の歴史をよく理解して会社に愛着をもってもらいたい、会社の方向性と本人のキャリアプランのベクトル合わせを行い、永く務めてもらいたい、という研修依頼が増えています。

以下は研修のプログラム例です。

1.当社の軌跡

当社のこれまでの歴史について、ポイントとなる年または年度について、事業、業績、主な出来事といった視点で振り返る。模造紙を用いてグループワーク、全体発表。勤続40年の先輩による講話。

2.当社の理念と組織風土

当社の経営理念、経営方針を自身に置き換え、具体的なエピソードを交えて検討する。自身の職務経験の中で、これまでどのような成功体験や賞賛を受けたことがあるか、各自で検討し発表する。当社の組織風土にはどのような特徴があるか、そのうち変えるべきもの、維持・発展すべきものにはどのようなものがあるか、グループで検討し発表する。

3.これからの私

今後10年、20年を考えた時に、①当社が変わるべきこと、②自分にできること・やるべきこと、を各自で検討し発表する。

 

いかがでしょうか。終身雇用や社員が会社にしがみつく時代は終わりましたが、せっかく務めている会社であれば、そこに愛着を感じて少しでも永くパフォーマンスを発揮してくれれば、会社も、本人にとってもハッピーなことです。そのための研修や制度など意図的な取り組みが重要になってくるのではないでしょうか。

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