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組織・人事コンサルティングBlog

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5月の連休もあっという間に終わってしまいました。

連休明けは、社会人生活が長くなっても何か気が抜けてしまいますが、この4月から入社された新卒社員の方々は、なおさらそうでしょう。

4月中は新人研修、新しい組織や人との関係など瞬く間に時間が過ぎ、連休中にふと我に返って、「このまま勤めてもいいのかなあ。」と感じ始めます。

いわゆる5月病ですね。

退職も含めて人生や職業を考え直す方もいるでしょう。

ただし、新卒社員の場合、せめて1年程度は勤務した上で、この会社や仕事が自分に向いているかどうかを判断してほしいものです。

ところで、ドイツの社会心理学者のクルト・レヴィン(1890-1947)が唱えた説に、レヴィンの行動様式というのがあります。

B=F(P・E)という式ですが、Bは行動、Pは性格、Eは環境であり、Fは関数(function)という意味です。

人間の行動というのは、その人の持つパーソナリティー(性格)と環境によって決まるというものです。

確かに新卒社員の5月病からの退職などは、本人の性格や考え方によって起きるものですが、一概に本人の責任にして良いのでしょうか?

会社や上司は、本人の性格を急に変えることはできません。そうであれば、新卒社員の方々が早く職場に慣れることができ、夢を持てるような環境づくりが大切です。

この環境づくりは、会社や上司の役割です。ブラザー(徒弟)制度やフォローアップ研修なども仕組みを設けることもそうですが、何よりも大切なのは、本人とのコミュニケーションです。

本人の考えを聴く機会を設けることが特に大切です。

皆さんの組織の新卒社員の様子はいかがでしょうか。

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