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組織の3つの要件とは

2009/04/27

前々回、組織化の目的について考えました。
では、どういうものを組織と呼べるのでしょうか。組織の要件とはどんなものでしょうか。
チェスター・バーナードというアメリカの電信電話会社の社長であり、経営学者は、「2人以上の人々の意識的に調整された活動や諸力の体系」と定義しています。
別説によると、例えば口論があったときに、それを客観的に見ることができる人材がいるという点で、3人以上からと定義している学者もいます。
では、組織とは具体的にどんな要件を持っているのか。
バーナードは、このようにまとめました。2人以上集まった集団が、①共通の目的(目標・ビジョン)を持ち、②協働への意欲(意欲、モチベーション、コミットメント)することが必要だと。
そして、①共通目標と②協働は、いずれも③伝達(指揮命令・コミュニケーション)を通して行われます。
3人であろうと、1000人であろうと、基本的な組織の要件はこの3つと言えるでしょう。この3つの条件が同時に成立していることが必要です。
考えてみると、私の知っている会社でも、いろいろ問題が起こっている時、その原因は、この3つのいずれか、また複数がうまくいっていないケースです。
また、目標管理制度などのマネジメントシステムも、運用をスタートするといろいろ問題が起きてきますが、制度の問題というより、この3つの組織の要件が成立していないために、うまく運用されないという場合がほとんどだと考えます。

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